不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q ベッドに入ってからなかなか寝られず1時間以上経ってしまうことが多いです。寝不足の状態が長期間続いており家事や仕事に影響して困っています。また、日中にも眠たくなることが増えて余計に生活が不規則になり、家族や職場に迷惑をかけてしまっています。
睡眠の質を上げる良い方法はありますか?
A 不眠症の中でも入眠時の寝つきの悪さでお悩みの方が最も多い傾向にあります。
近年では寝る前に必ずと言っていいほどスマホの画面を見ている方はたくさんいらっしゃるのですが、光を直接見る行為は睡眠の妨げとなります。ですので、対策として布団に入ってからSNSや動画などを見るのは避けたほうがいいでしょう。
また、入眠までに時間がかかるという状態が長期にわたると、ベッド環境そのものが「寝られない場所」と脳が認識してしまうので、なかなか寝つけないと思ったときは一旦起きて別の場所に移動することをおすすめ致します。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 夜中に目が覚めてしまって、その後も寝られなくなってしまいます。眠りが浅いので朝起きたときもスッキリせず日中に強い眠気に襲われ困っています。また、なかなか疲れがとれず午前中から疲労感があり気力がでないのですが、何か良い対策はありますでしょうか。
A 睡眠リズムの中で寝始めの90分が特に深い眠りとなります。そのため一定のリズムで寝られるように毎晩同じ時間に寝る習慣を身につけましょう。また、朝に日光を浴びるようにして脳をしっかり覚醒させ、夜寝る前は光を避けるようにしてください。
身体的な疲労よりも精神的な疲労が多い場合に眠りが浅くなりやすいです。週に3回適度な運動を心がけることで睡眠の質を高めることができます。夜の10時以後など入浴時間が遅い方は浴室のライトを消して脱衣所のライトだけをつけた状態で入浴すると効果的なので、ぜひ一度お試しください。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 毎日充分な睡眠時間を取っているはずなのに、朝起きたときには眠たくまだ寝足りない感じがします。目覚まし時計を消した後も起き上がるのが辛いです。
また、仕事中に倦怠感があり頭が重たいので仕事が捗らずに困っています。
A いくら寝ても眠たい感覚があるのは熟睡ができていない状態です。
生活習慣が不規則でリズムが一定ではない方や、日々ストレスを強く感じている方はまず自分自身の生活リズムを見直しましょう。
就寝前に寝ながらスマホを見ていませんか?光を長時間見ていると脳が覚醒してしまうので眠りが浅くなり熟睡できません。また、寝る前に入浴をしたりコーヒーなどのカフェインが豊富な飲み物を飲むなど熟睡の妨げになるようなことは避けましょう。その上で日中に30分くらいの有酸素運動を行うと効果的なので是非試してみてください。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 以前よりも睡眠時間が短くなり予定よりも早く起きてしまいます。再度寝ようとしてもすでに目が覚めてしまって寝ることができない状態です。健康を意識してもっと寝たほうがいいのはわかっていても、目標の時間まで寝ていられないのですが、どうすれば良いでしょうか。
A 朝早くに起きてしまうというのは特にご高齢の方に多いです。
これは成長ホルモンの分泌量が加齢とともに減少するために起こる場合がありますが、その場合は健康上問題ないことが多いです。成長ホルモンが減少することで睡眠時間が少しずつ短くなるのはごく自然なことです。
あまり深刻に考えず、朝起きたときに調子が良ければ問題ありませんので、寝る時間と起きる時間を決める、適度な運動をする、朝しっかりと日光を浴びる、夜はスマホやテレビなどの人工的な光を見ないようにするなど良い生活習慣を心がけましょう。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 仕事や人間関係などで悩んでしまい、つい考え事をしてしまって眠ることができないです。
どうしても寝られないので、寝酒はよくないとわかっていてもお酒に頼ってしまい飲酒量が増えてしまっています。どうすれば良いでしょうか?
A 精神的なストレスが強い場合にも不眠症になりやすいと言われています。
ストレス性の不眠症には運動が最も効果的です。朝起きてジョギングをするなど、自分が心から楽しめるもので継続的に運動ができると理想的なのですが、どうしても夜中に考え事をしてしまう場合は、ゆっくりと腹式呼吸をしてみてください。
眠れないというお悩みに対して、様々な方法をご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?
当院でも不眠症状の軽減に向けた施術メニューをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください!